巷説シリーズ推定年表。
夏彦のネタ帳見たこともない一般ファンなので、推測という名の妄想を駆使して年代を特定。
恐らく全部間違ってますが(オイ)……可哀相な人のすることと黙認の方向で。
西暦年 | 元号 | 巷説シリーズ年数経過 | 起こった出来事(梓による推定年) | ダ・ヴィンチ掲載の推定年 |
1820 | 文政 3 | 一度目の祇右衛門死、おぎんの両親の死(狐) | ||
1821 | 文政 4 | |||
1822 | 文政 5 | |||
1823 | 文政 6 | 蝙蝠一味解散、治平の妻子殺害される(野) 白菊、北林で一度目の結婚(飛) 徳次郎、奥州から江戸へ転居。 |
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1824 | 文政 7 | 長司一家惨殺(塩) 前年あるいはこの年、又市上方から夜逃げ。 |
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1825 | 文政 8 | 二度目の祇右衛門死(狐) 又市の母死。 伊右衛門事件 (ってゆーか四谷怪談第一回上演のあった年だ)。 又市一度帰郷、治平に出会う。 |
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1826 | 文政 9 | 小平次事件。又市・治平初タッグで仕掛け。 | ||
1827 | 文政 10 | |||
1828 | 文政 11 | |||
1829 | 文政 12 | |||
1830 | 天保 1 | 荼枳尼組江戸落ち(白) | ||
1831 | 天保 2 | 又十郎中間斬り初め(舞) 徳次郎お蝶保護(塩) 百介旅初め(飛) |
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1832 | 天保 3 | |||
1833 | 天保4 | 又重郎油問屋皆殺し、江戸落ち(舞) | ||
1834 | 天保 5 | 娘連続誘拐(飛)。 | ||
1835 | 天保 6 | 0 | 百介、春から数ヶ月間越後方面に旅行。 恐らく六月頃、越後にて小豆洗い事件。又市一味と出会う。江戸までの道中を同行。 八月、八王子にて野鉄砲事件。 甲斐にて白蔵主事件。 十一月から翌年年始にかけ、狐者異事件。 この年から死神事件・狸事件始まる。 |
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1836 | 天保 7 | 1 | 脇坂安董が老中となる(4月)。 伊豆にて舞首事件。狸事件仕掛け開始。 その一ヶ月後飛縁魔事件依頼。 更に一ヶ月後泉州→尾張にて飛縁魔事件始末。 淡路にて芝右衛門狸事件始末。二ヵ月間淡路に滞在。 その足で四国行き、讃岐で船幽霊事件。(十二月?) |
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1837 | 天保 8 | 2 | 大塩平八郎の乱(2/19)。 五月、加賀にて塩の長司事件。 六月、北林藩にて死神事件。 |
・小豆洗い事件 ・野鉄砲事件 ・白蔵主事件 ・狐者異事件 |
1838 | 天保 9 | 3? | (或いは上と同年?) 品川にて柳女事件。 九月、出羽にて赤えい事件。現地に一ヵ月滞在。 |
・舞首事件 ・飛縁魔事件 ・芝右衛門狸事件 ・船幽霊事件 |
1839 | 天保 10 | 4? | 百介一文字屋への相談で大阪へ。 京都にて帷子辻事件。又市しばらく欝。 再び大阪へ。 摂津、天火事件。 帰路、掛川付近で山男事件。一ヶ月程滞在。 蛮社の獄始まる(6月〜)。 |
・塩の長司事件 ・死神事件 ・柳女事件 ・赤えい事件 |
1840 | 天保 11 | 5 | 手負い蛇事件? | ・帷子辻事件 ・天火事件 ・山男事件 ・手負い蛇事件 |
1841 | 天保 12 | 6 | 白樺湖にて五位の光事件。 老中の絡んだ抗争の結果、治平・一文字屋戦死。 脇坂中務大輔安董(老中)が死去する(3/7)。 百介戯作開板、又市らと音信不通に。 |
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1842 | 天保 13 | 7 | 何作か人情本出版。 | |
1843 | 天保 14 | 8 | 二度目の北林行き(6月末)、二爺相討ち目撃(老)。 八咫烏目撃、足挫く。 |
・五位の光事件 |
1844 | 天保 15 | |||
1845 | 弘化 2 | ・老人火 | ||
1857 | 安政 4 | 小夜、この年生まれる?(数え年計算なら) | ||
1961 | 文久 1 | 由良公爵、二度の鷺目撃。 | ||
1864 | 元治 1 | 百介、小夜を引き取る。 | ||
1865 | 慶應 1 | 生駒屋離れから薬研堀に転居。 | ||
1866 | 慶應 2 | 笹村与次郎、藩の遣いで百介の元を訪れるように。 | ||
1867 | 慶應 3 | 大政奉還(10/14)。 | ||
1868 | 明治 1 | 明治維新成立。 | ||
1872 | 明治 5 | 与次郎、百介宅を訪問再開。 | ||
1877 (以降) |
明治 10 | 西南戦争(1〜9月)。 後巷説時系列。 百介死(夏の描写なので1878年とも見える)。 |
※1 梓解釈の根拠
1840年付近の老中(大老・井伊直亮/老中水野忠邦・土井利位・太田資始・脇坂安董)のうち、在職中に死亡してるのは脇坂だけだから。脇坂のプロフィールは私もよう知らんですが竜野藩の藩主、外様大名として初めて老中に就任した人らしい。寺社奉行だった時期に色々裁きまくってぶいぶい言わせていたらしいが、宗教のことは尚更よく解りません……。
プラス、嗤う伊右衛門の事件が起こった時期と、リアル世界での四谷怪談初演年が一致するので。
※2 ダ・ヴィンチ作成年表との対比 あずさ作成のとは大体2年ずれてるかんじだが、編集部は何か根拠があって特定しているのだろうか、気になる。
ぱっと見る限りでは天保年間の終わりと巷説シリーズの終了とを揃えているようでもある。
※3 梓説1838〜40年の出来事 実は自信なし。往復の交通日数とか何も起こってない年があるのは不自然だとかの考えで、適当にバラまいてるだけ。
起こった大体の順番は、そんなに間違ってないんじゃないかと思う(柳女事件の起こった時期はちょっと怪しい)。
※4 前巷説 実は本屋でパラ見したくらいで、ちゃんと読んでません。仕掛けを始める前らしいので、この年表の1823〜1824年くらいにあたる話なのでしょうか?なんか百介出ないってだけで個人的にはテンション低……(^_^;;)