曹操 |
「文遠が倒れたというのは本当か!?」
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荀 | 「はい、心労だそうです」 |
曹操 | 「どうするんだ戦前に。何より関羽籠絡作戦はどうなるんだ!!」 |
荀 | 「医師の見立てでは数日で平癒するとのことなので、出陣には充分間に合うでしょうが……。作戦の方は主公のお働き如何でございましょう」 |
曹操 | 「……代役を立てるぞ」 |
荀 | 「え?」 |
曹操 | 「我が陣営で他に関羽と親しいと言えば公明がおるだろうが!」 |
荀 | 「な……」 |
曹操 | 「関羽と同郷とも聞くし、これは巧くいくかもしれんぞ。うむ、早速呼び出して……」 |
荀 | 「そ、その議ばかりはお止めください、主公!」 |
曹操 | 「どうした、血相を変えて」 |
荀 | 「公明どのだけはいけませぬ、危険です」 |
曹操 | 「なんだ、ひょっとして公明に気があるのか?」 |
荀 | 「滅相もない!私もつまらぬことで命を落としたくありません」 |
曹操 | 「……わしの知らん所で公明は何やっとるんだ……?(遠い目)」 |
荀 | 「いえ、公明どのではなく……口にしただけで拷問されそうなのでご説明出来ません」 |
曹操 | 「そ、そうか……」 |
荀 | 「代役でしたら、私自身が関羽の元へ参りましょうか?」 |
曹操 | 「いや、……悪かった。お前の意に添わぬことを強要するような、そこまで見境ない男ではないからな」 |
荀 | 「主公……(じーん)」 |
曹操 | 「お前らだけで結束したら、わしの入る余地なくなりそうだし(拗)」 |
荀 | 「……適当な童女を手配して参りますね……(怨)」 |