曹洪「それでは、『ウチの陣営で誰が一番怖いか選手権』を開催したいと思います〜」
于禁「……唐突ですな……」
曹洪「(聞いてない)よし!まずは聞き込み調査だ、助手の文則くん!」
于禁「って、何故私が助手なんです」
曹洪「今そこを通りかかったから(けろり)」
于禁「………」
曹洪「あ、ちなみに俺は伯寧どのだからね、ちゃんとメモっといてよ」
于禁「…はい(既に諦めた)」
曹洪「じゃあどんどん行こう!おー!」
夏侯惇「いない」
夏侯淵「そーだなー、別にいねーよなあ」
曹洪「ちぇっ、つまんないのー。次いこ、次」
***
陳羣「あの、ここだけの話公達どのが…」
司馬懿「子揚どのです」
曹洪「なんで怖い人言うのに、そんな堂々としてんのさ?」
司馬懿「…聞いてきたのはそっちでしょう(憮然)」
***
満寵「荀軍師ばかりはどうも……」
徐晃「そうか?拙者は別にいないけどなぁ」
満寵「馬鹿だから怖い目に遭っても忘れるんでしょ、君の場合」
曹洪・于禁「(怖っ!)」
李典「ある意味文謙」
曹洪「饅頭怖い的な?」
李典「……そう思ってくださっても構いませんよ?(つーん)」
***
張遼「……曼成どの……」
楽進「呂布。昔、遠目で見ただけだけど凄かった」
張遼「あ、そうでしょう?(誇)」
張「子揚どのの適応力かな…(苦笑)」
許「…荀令君」
曹洪「そう?」
許「かっ、変えましょうかっ?(慌)」
曹洪、「や、別にいーけどさぁ(汗)」
***
于禁「(…って、次にここへ来るか?前の回答聞いて)」
荀「伯寧どのですね…」
曹洪「あー、解るよ、うんうん」
劉曄「公達どの!あれはヤバイですって!」
曹洪「うーん、それもわかるかなぁ…」
徐庶「衛凱さん……妙に睨まれてる気がして……」
曹洪「なんで?色恋沙汰?」
徐庶「まさかっ!でも本当に何故でしょう……」
劉曄「あ、知ってますよ私」
徐庶「ええっ!?」
曹洪「うわー、俺にだけ後で教えてよ」
劉曄「喜んで☆」
徐庶「私には教えてくれないんですね……」
***
曹仁「お前だ」
曹洪「うわっ、失礼な!ねえ聞いた文則ってば!!」
于禁「…………(沈黙)」
曹純「とある女性が、です」
曹洪「あー、はいはい」
曹仁「誰だ?」
曹純「いえ、あの……(赤面)」
陳嬌「曹子れっ…!いえ、何でも……」
曹洪「へーえ、ふーん、…覚えてろ?」
陳嬌「………(ぶるぶる)」
曹仁「どうした?」
曹洪「さぁ?腹でも痛いんじゃないの?」
***
曹操「別れた嫁さん」
荀攸「正直ですねえ」
曹洪「そういうあなたも正直だよね」
王粲「荀令君に決まってるでしょう!!」
曹操「どっ、どうしたんだお前、そんな剣幕で(汗)」
王粲「いえ……あの……(半泣き)」
荀攸「私はネズミが怖いです」
曹操「ドラ●もんか!」
曹洪「って、人じゃないし!」
荀攸「骨ばかりで美味しくないんですよねえ」
曹洪「食べるんかい!!」
王粲「ここってこんな人ばっかなんですか〜!?(完全泣き)」
***
曹丕「父上だろうな…」
曹植「えー?そんなに怖い?」
曹丕「そりゃお前はな…(睨)」
曹植「僕はね、兄上のする怪談が怖い」
曹真「子桓の連帯保証人になって以来、借金取りの人が怖いです」
曹洪「そりゃ大変だねえ」
曹丕「お前が言うなよ」
曹植「兄上もね」
曹丕「……お前……私のことも怖くないだろう……」
曹洪「てなわけーぇで☆同着三票のお二人にはここ、銅雀台スタジアムで雌雄を決して頂きたいと思いまーすっ!」
于禁「自分への票は数えませんでしたね……」
曹洪「え?そんなのあったっけ?(平然)」
于禁「……良いですが」
満寵「良くないですよちょっと!私の怖い相手がアレで、勝ち目ある筈がないでしょう!」
荀攸「勝負方法は何ですか?精神的苦痛?肉体的苦痛?(微笑)」
于禁「……(汗)」
満寵「……棄権させて下さい……」
曹洪「えー?」
荀攸「最近の若い人は根性がないですねえ」
満寵「若くなくて構いませんから……」
曹洪「仕方ないから公達どのの不戦勝。配当金は改めて後刻発表しまーす」
于禁「賭事などなさっていたのですか!?」
曹洪「いーじゃんいーじゃん、上手く行ったなーんららら♪」
満寵「……覚えてなさい……」ゴゴゴゴゴゴ…
曹洪「!!(戦慄)」
曹仁「自業自得だろう(溜息)」
于禁「同情致します…(曹仁に)」
曹仁「あ、ところで文則が怖い人物は誰だ?」
于禁「……黙秘します」