(xun yun)
●ホントプロフィール
 字    長倩
本貫地  豫州 潁川郡 潁陰県 高陽里
官位等  虎賁中郎将

●ウソプロフィール
生没年  西暦191(初平二)年〜220(黄初元)年
(両方ウソですので…)
血液型  A型

の長男。母は(多分)唐氏。曹操の娘である安陽公主を妻に貰った曹荀の愛の結晶(笑)だが、本人はそういう目でしか見られないことに不満を感じている。
自分の成長と父の活躍時期が重なっていることもあって、偉大なる父に対して尊敬と共に劣等感を感じており、わざと反目するような行動を取ってしまう。荀死後は父と親しかった曹丕ではなく曹植の方に接近、跡目争いでは曹植支持に回って曹丕の怒りを買い、魏朝下における荀氏没落の原因の決定打となる(そもそもはお父さんの謎の死でしょうが…)。若死に。
「お父さんに似ているね」と言われることが何よりも嫌いだが、実際生真面目な性格は兄弟中で一番父親似。苦労性の長男体質が染みついている。曹植派についたはいいが、性格的には全然合わないので(特に楊修…)、そこでも苦労していたり。


ウソ人物設定に戻る




  (xun yi)
●ホントプロフィール
 字    景倩
本貫地  豫州 潁川郡 潁陰県 高陽里
官位等  中郎→散騎侍郎→色々→司空(咸煕年間)
       →晋において大尉、臨淮康侯


●ウソプロフィール
生没年  西暦202(建安七)年
(ウチでは)〜274(泰始十)年
血液型  A型

の六男だが、二人分は名前が伝わってないので夭折してるっぽく、実質上の四男。母は唐氏(だとそろそろ苦しい…)。母が死んだ時悲しみのあまり自殺しようとして、世間の人々に感嘆された。
晋の法律を作った人物として、中国法政史の世界では有名(だと思う)。

ファザコンの鬼にして復讐鬼。人生の大半を打倒曹魏にかけている。
10歳の時に死んだ父に対しては良い思い出しか残ってないので頭の中で神格化しており、かつ自身の成長と一族の没落が同時進行であった為、魏朝下における冷遇っぷりに深く傷付いている。
上の兄が次々と早死にし、本人も奇妙な程の下位からスタートした官界生活で、唯一自分を認め、褒めてくれた司馬懿に心酔。寂しさに付け込まれ(得意技か…)司馬懿の為にひたすら尽くすキャラにされてしまった。
博識であり、優雅な物腰の人格者であるとの評判を得ると同時に、司馬氏の専横、簒奪には積極的に参加。権力の犬として心ある(らしき)人々から大いにバッシングされ、親類の陳氏との折り合いも悪くなる。が、世間の冷たい風は気にせず一族内で団結、荀氏の歴史において最大の栄華を誇る時代を築いた。

兄弟の中では、外見は一番父親似。しかし性格はより峻烈。慎重で緻密な思考パターンや仕事での有能さは受け継いでいるが、実は中身は全然似ていないことには本人すら気付いていない。
そして兄弟中、一番の父親フリーク。その所為でアンチ父である弟の荀粲とは緊張感漂う微妙な関係。表立った対立はないが、お互い相手の距離を測っているところがある。
同族の荀勗は利害・目的の合致した唯一の同志にして共犯者。弟へ注げなかった信愛の代償でもあったり。


☆推奨カップリング
                          司馬懿×荀


ウソ人物設定に戻る




  (xun can)
●ホントプロフィール
 字    奉倩
本貫地  豫州 潁川郡 潁陰県 高陽里


●ウソプロフィール
生没年  西暦207(建安十二)年〜235(青龍三)年(両方ウソ。)

血液型  AB型

の七男にして実質上の五男。母は唐氏(ではないだろうが、まあ、一応…)。
荀氏の一員とは思えないアウトロー息子。兄弟中一人だけ道家の説を好み、一族の顰蹙を買っている。「本に書いてるからって正しいとは限らないじゃん」との名言によって中国思想史に名を残した。中国史上初の愛妻家としても有名。

父が死んだのは5歳なので、生前の父に関してあまり記憶が残っていない。故に一番亡父に対して思い入れが少ない。「親父より公達どのの方が立派だしー」との問題発言で兄弟どもから総スカンを食ったりしている。
友達は傅と夏侯玄くらい。尊大で人を見下す、はっきり言ってヤな奴だったので、葬式には10人ちょっとしか参列しなかったという。享年29歳。尊大と言うより、ウチでは冷笑癖のある冷めた奴。しかも言動が捻くれているので大抵の人の第一印象は最悪。親友の傅とも最初は喧嘩してたのを、裴徽が中に入って取り持っていた。
奥さんは曹洪の娘で超美人。常々「女は顔だ」とか失礼なことを言っていた割には彼女一人を一途に愛し、妻が若くして病死した後は魂の抜け殻のようになって、後を追うように自分も一年後に病死。これでもかと言わんばかりの『世説新語』の愛妻エピソードは涙なくしては読めない。

兄の荀のことは嫌いではないが会えばイヤミを言ってしまうので、向こうは自分のことを嫌いなのだろうと思っている。荀や荀勗による清濁併せた覇権抗争には無関心。徹底した個人主義なので一族の為にという彼らの執念が理解しがたく、兄の刺々しい態度の原因が曹家との婚姻にあることには気付いていない。
道家思想の持ち主だが、儒家に代表されるような既成の道徳観を嫌っているだけで、仙人になりたい願望とかは皆無。寧ろかなりのリアリストである。
一番喧嘩が絶えなかった相手は次兄の荀だが、彼の夭折を誰よりも哀しんだのは密かに荀粲。自分も大人げなかった(だって10代)と反省したが、全くその後の人生に活かされていない。
には、密かに郭嘉の生まれ変わりだと思われていたらしい(笑)。

☆推奨カップリング
                                荀粲×曹氏


ウソ人物設定に戻る