(liu bei)
●ホントプロフィール
 字    玄徳
 諡    昭烈皇帝
 通称   劉豫州、劉皇叔
生没年  161(延熹四)〜223(章武三)年
本貫地  幽州 郡 
官位等  徐州牧→左将軍、宜城亭侯、豫州牧→漢中王→蜀漢皇帝

●ウソプロフィール
血液型  A型

桃園三兄弟の長兄にして、乱世のうそつきウサギちゃん。一介の草鞋売りから魅力と人徳と愛嬌だけで皇帝の座にまで上り詰めた不幸のアイテム元祖であり、演義他の各メディアで主人公にされやすい。
色白の貴公子顔で、耳が長く、手も長い。

父を早くに亡くし、母と草鞋やら筵を売って生計を立てていたが、志は大きかったらしい。十五で一族の従父劉元起をスポンサーに洛陽の盧植門下の私塾で学んだが、学問より音楽やらファッションにうつつをぬかす典型的な不良学生と化す。馬商人張世平・蘇双らの用心棒をしているうちになんとなく任侠の世界に入り、地元の親分に。
黄巾の乱でデビュー後は小規模軍団の長として各地を放浪。徳の人とのネームバリューを広げ、軍師諸葛亮を味方にした後はえげつないことも色々しつつ、蜀・漢中・荊州の一部を手に入れた。勝手に献帝が殺されたとの誤情報を信じた振りをして、皇帝の座に着く。夷陵でズタボロに破れ、失意の内に病死した。

「可愛いフリしてあのコわりとやるもんだね」キャラ。「幼顔のやり手娼婦」とか言ったらファンに殺されるだろうか?(死←オリジナル設定も大概にせえよ)
庇護欲をそそるオーラを振りまきつつ大所帯で群雄の居候に転がり込み、金品食料絞れるだけ搾り取って散々貢がせた挙げ句に、相手の凋落を予感するやあっさり捨てて自分は避難。しかも、もてあそんだ相手にはいつまでも好印象を持たれているという真の悪女タイプ。周瑜が警戒したのも尤もかもしれない。
元々学生時代から先輩の公孫の財布で遊んでいた要領良しだったが、乱世で人格が歪んだのか犯罪的な性悪となってしまった。喜怒哀楽を表に出さず、度量の深い人徳者の顔の裏で「頼れるのは自分だけ…」とか呟いている。妻子を顧みないこと甚だしい男。
公孫・陶謙・呂布・袁紹・劉表・劉璋……彼を囲い、やがて没落していった群雄は多々居れど、唯一劉備が心許しているのは寡黙な義弟、関羽であるとの噂も。
一時期ターゲットだった曹操は手に負えず、自身の方が苦手意識を抱く結果に。孫家はしっかり不幸にした。

☆推奨カップリング
                関羽?劉備                 曹操→劉備
        公孫→劉備           袁紹→劉備            劉表→劉備
        孔明→劉備              魏延→劉備            劉備←糜竺


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  (guan yu)
●ホントプロフィール
 字    雲長
 諡    壮繆侯
本貫地  司隷 河東郡 解県
官位等  前将軍

●ウソプロフィール
生没年  160(延熹三)(「関侯祖墓碑記」説採用)〜219(建安二十四)年
血液型  A型

桃園三兄弟の次兄にして、赤い髯男。やがて祟神と化した、案外ねちっこい忠義の武人。兄者命。

前歴は塩の密売ブローカー。色々ヤバイ修羅場を潜り抜けて裏稼業に勤しむ中、似たり寄ったりな立場の劉備親分に出会い心酔、子分に。実は年上の義弟だったりする(エライ人順)。
劉備軍団の要として中国全土を放浪し、曹操のスカウト攻撃にも屈せず兄者の元へひた奔ったりした。
お上に対する反感が骨身に沁みているので、兄者と自分以上に偉い奴の存在など認めていない極端な男。目上に対する礼がなってない上、同盟国のトップである孫権の息子すら娘の結婚相手に認めない。異常なブライド高さ故、同僚には嫌われていた。
劉備の益州入り後は荊州を一任されていたが、勝手に荊州北部に攻め込んでいった挙げ句呂蒙らの心理作戦の前に滅。劉備の怒りをかわす為に首があっちこっちに盥回しにされた結果、曹操によって盛大な葬儀が営まれた。

顔良を切った武勇は確かに立派だが、実際この男は武勇ではなく忠義に見るべきものがあるかと。
日に焼けた赤銅色の顔(謎の老婆に殴られた所為で赤いとは思いたくない…)を寸とも動かさず、青龍刀(未来の武器だが…)を持って劉備の傍に佇む長身長髯の男。
ひたすら劉備の事を考えつつも、不器用故に態度で感情を表せない。愛馬にだけそっと本心を呟く背中……。
うーん、多少のゴーマンナルシストも許せるものです(苦笑)。

☆推奨カップリング
                関羽?劉備                 関羽←曹操


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  (zhang fei)
●ホントプロフィール
 字    益徳(演義では翼徳)
 諡    桓侯
本貫地  幽州 郡 
官位等  右将軍→車騎将軍、司隸校尉、西郷侯

●ウソプロフィール
生没年  165(延熹八)
(「関公年譜」説採用)〜221(章武元)年
血液型  O型

桃園三兄弟の末弟にして、愛すべき乱暴者。酒の上の過ちが多いが、なんだか憎めない。
督郵撲殺事件とか、劉備のやった悪事を一身に引っ被っているし。
脳味噌軽量型で、戦隊物におけるイエロー的役割を一身に背負っている(レッツビンボー?)。
虎ヒゲ・どんぐり眼の演義イメージが各界で定着しているが、ヒゲを剃ったらジャニーズ系との設定を長年暖めてきた。まさか初登場でそれとは思わなかったが(苦笑)。

出自は三兄弟では一番上。親が政商だったので、ランクの高い存在である所の名士層に憧れる気持ちが強いが、常に気持ちは一方通行。商売上の取引のあった張世平(同族だったりして)らの紹介で劉備と知り合い、カリスマパワーにころりと心酔。家業を捨てて、任侠の世界に入った。
朱に染まって誰よりもヤクザっぽい危険人物に成長したが、意外と良い毛並みの所為で兄たちと時々話が合わなくなる。が、自覚無し。嫁さんは名門がいいなあと思っていたら、夏侯淵の姪を幼妻に迎えることになった(つーか略奪婚?)。娘二人は劉禅の皇后になってたりするので、父も顔が良いのかなあ、と(100%夏侯家の血…?)。
関羽とは逆で、目下の部下には態度が厳しかったので、関羽の仇討ちの準備中に部下に殺害された。ひょっとすると呉による暗殺かもしれない(致死軍とは言わないが…)。

なんとなくコイツには穢れた世界とは無縁でいて欲しいが、『笑府』で遺骨を埋葬した相手に体を差し出そうとしているので(爆)、今更無駄かもしれない……。


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