曹洪「文若どのっ!見付けた見付けた!! ほら、細面で顔色悪い例のアレ!!」

郭嘉「わお、お手柄〜」

曹洪「ウチの子が出入りの酒場で見たもんだから。 わざと喧嘩売って、今はふん縛らせてる」

「では子廉どの、そのまま逃さないよう伝えて下さいますか」

曹洪「よしきた!」

「伯儒どのは文和どのに連絡して捕吏を」

衛覬「はっ、分かりました」

郭嘉「意外にあっけなく見付かりましたよね〜」

劉曄「直接被害者に聞いて人相書き作れば、これ以上確かなことはないですもんねえ」

郭嘉「これで夜遊びもしやすくなるってもんだわ」

「…………(冷)」

劉曄「(ヤバ!)とっ、ところでお手柄の元常どのは?(汗)」

「特別休暇を取って貰っています。 今頃公達の邸に居られる筈ですが(淡々)」

郭嘉「ああ、約束してましたもんね(平然)」

劉曄「(なんだ、気ぃ使って損した…)やはりお優しくていらっしゃる」

「……幽鬼相手の会話。 一言一句洩らさず、公達に伝えておきましたけど(遠い目)」

劉曄「……前言撤回……鬼だ……」

郭嘉「元常どの、生きて帰れるかなあ…(微笑)」

バターン!

陳羣「令君、聞きましたよ! 例の通り魔の下手人を捕まえられたとか…(興奮)」

「ええ、これにて一件落着ですね(にっこり)」

郭嘉「大山鳴動した割にはショボイ事件でしたよー?」

劉曄「(駄目だわ…潁川人ってやっぱオカシイ…) 私、見物に行って来ることにしますね」

郭嘉「ああ、伯寧どのに先に殺されちゃうかもね。 刀の錆にする気なら早く行かないと」

陳羣「それは、余程血生臭いものがお好きなようで……(軽蔑)」

劉曄「誤解っス………(T_T)」






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